電話でのお問い合わせはTEL.0952-30-6664
〒849-0931 佐賀市鍋島町大字蛎久312-3
古代中国の戦国時代(紀元前403年~紀元前221年)において、「兼愛(けんあい)…兼(ひろく)愛する。自他の別なく全ての人を平等に、公平に隔たりなく愛すべきである」や 「非攻(ひこう)…非戦論、平和主義」を説いた墨家(ぼくか)思想の書『墨子(ぼくし)』の中に『尚賢』の篇(へん)があります。『尚賢』は、賢(けん)を尚ぶ(とうとぶ)と読め、 不平等と社会的差別に対して平等無差別を主張し、賢人の生き方は、『力あるものは人を助けることによって、財力のある人は人に分かつことによって、学問を身につけた者はひとを教えることによって、それぞれ社会に貢献するだろう。』と説いています。これは、当園の導くべき子どもの姿(目標)を表しています。
我が国の保育制度は、子どもたちの貧困救済からスタートしています。当園も戦中戦後を通じて季節保育園という形で始められました。昭和28年に九州北部を襲った大水害(28水)の際、嘉瀬川堤防(鍋島町側)が決壊し、鍋島町内の広範囲が甚大な被害を受けました。その復旧作業に従事する作業員(主に地元住民)の強い求めに応じ、認可保育所としての幕を挙げることとなりました。おそらく裕福ではない家庭がほとんどではなかったでしょうか。そんな中、どんな家庭環境の子どもでも等しく育ってほしいという願いが『尚賢』という名前に込められているのです。
いうまでもなく、保育所は児童福祉施設です。では、児童福祉とは何か。福祉の英訳は『well being』であり、意訳すると『よりよく生きる』となります。児童がよりよく生きる、安心して、そして幸せに育つ環境を用意する。それが保育所の第一義だと思います。そしてすべてのことはこの一点に集約されるのではないでしょうか。親が幸せになることが、児童の幸せにつながっていくから子育て支援を行う。児童により良い環境を用意するためには、そこに携わる人間(保育者:保育にかかわる全ての人)が、よりよく生きていくことが求められると考えます。
また、『尚賢』の思想は、児童憲章の『児童は人として尊重される』にも結び付きます。どの子どもにも多様な可能性があり、一人ひとりに向き合い、認めていく保育を目指す、保育者の子どもに対する姿勢を表しているのです。
本園は、心と身体が大きく成長する乳幼児期に、「生きる力」を育むことが人としての土台となると考え、子どもがよりよく生きる、安心して、そして幸せに育つことができる環境用意することを第一義とする。また、そのためには、そこに携わる人間(保育者、保護者も含む)がよりよく生きていくことが求められるとの考えに基づき『子どもも幸せ、保護者も幸せ、職員も幸せ』になることを目指す。
・子どもの多様な可能性を大切にし、一人一人に向き合い認めていく保育、子どもが主体的に活動する保育を目指す。
・子どもと保護者のおかれた状況や意向を受けとめ、保護者とより良い協力関係を築きながら子どもの育ちや子育て
を支える。
・地域の人々や他の関係機関とともに子育てを支援し、そのネットワークにより、地域で子どもを育てる環境づくり
に努める。
養護と教育が一体となった保育を通して、子どもが健康、安全で情緒の安定した生活ができる環境を用意し、その中で次のような子どもに育つことを願い、保育の目標とする。
★自分からすすんで考えたり工夫したりできる子
★物の命を大切にし、思いやりの心で協力のできるやさしい子
★最後まで頑張り、元気に遊べるじょうぶな子
職種 | 人員 | 職種 | 人員 |
園長 | 1 | 短時間勤務保育士 | 7 |
副園長 | ― | 事務職員 | 1 |
主任保育士 | 1 | 栄養士 | 2 |
副主任保育士 | 1 | 調理員 | 2 |
正規保育士 | 11 | 短時間勤務調理員 | 0 |
臨時保育士 | 3 | 雇用員 | 1 |
看護師 | 1 | 嘱託医 | 2 |
計 | 32 |
年度 | R3 | R2 | R1 | h30 | h29 | h28 |
人数 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 |
・職員の平均勤続年数 約17年8ヶ月(令和4年4月1日現在、非常勤職員を除く)
〒849-0931
佐賀市鍋島町大字蛎久312-3
TEL.0952-30-6664
FAX.0952-30-6722